「広報さんだ」ー キルトは私にとって生涯の友 ーキルト歴33年 手仕事を通して広がる人の輪

更新日:2022年04月01日

広報誌「広報さんだ」 令和3年2月号(32~33ページ)

シニア×いきいきライフ

キルト作家
森廣 啓子さん

海外のテレビドラマでベッドカバーを見て感激したのがキルトとの出合い。好きが高じて日米のコンテストで数々の賞を受賞。アメリカの国立キルト博物館「ナショナル・キルト・ミュージアム」に収蔵されている作品もあります。

   裁縫が得意な母の影響で、子どもの頃から針を持って自由に物を創ることを楽しんでいました。自分のウェディングドレスを手編みしたほど手芸が大好きです。
   結婚後はほとんど独学でキルトに取り組んでいましたが、憧れの作家に師事するため通い始めた東京の教室で仲間に出会い、世界が大きく広がりました。
   家族への愛をテーマにした作品が受賞したときは子ども時代に母が洋服を縫ってくれたように、想いを形にできた喜びがありました。また、好きなキルトで自分の世界を表現する楽しさを実感しました。
   創る面白さを感じてもらうため開いている三田の教室で「初心者の私でもオリジナル作品ができた。キルトをやっていて良かった」と生徒さんに言われることがやりがいです。
   少しでも多くの地域の人に「手仕事の良さを伝えたい」-キルトで広がる想いを胸に、今日もちくちく縫い続けています。

キルトに興味を持ったあなたへ!

キルトの楽しさ
同じものを作っても
布で印象が変わる!