着物リメイクお縫いこくらぶ
着て歩けば背筋がスッと伸びて晴れやかな気持ちになる着物ですが、いざ着るとなるとなかなかハードルが高い気がします。伝統工芸品でもあり、決して安い買い物ではなかったはずなのに多くの方がタンスで眠らせているのではないでしょうか。そんな着物をもっと気軽に、日常的に着られる洋服にリメイクしているグループ”着物リメイクお縫いこくらぶ”の皆さんを取材しました。
とにかく洋服作りが好き!眠っている着物をもっと活躍させたい!
リメイクを指導されている安部先生は若いころからテーラーで縫い子を始め、自分で型紙を引けるようにと専門の学校で学ばれたそう。一人ひとりの体にフィットして着心地よく、スタイルが美しく見える洋服を作ってこられました。子育てを経て、安部先生の技術を学びたいという人たちにマンツーマンで教えるうちにいつしかその人数が増え、教室スタイルで教えるように…。
結婚式に留袖を着たいけれど、着付けやヘアセットだけでもお金がかかる。朝早くに美容院を予約して、着付けの小道具を確認して…と考えただけで疲れてしまい「もう面倒だ、洋服にしよう!」となってしまった経験は誰しもあるのでは?
でもその留袖がドレスになったら、簡単に着られるのに格は落とさないで着ていけるのではないでしょうか。また、大島紬や小紋をスーツやブラウスにすれば活躍の場がぐっと増えます。着る機会の少ない喪服もパンツやベストに仕立てれば日常着になります。
着物からのリメイクなので、洋服にした時の柄の出方も考えつつ生地が美しく映えるように、仕上がりを想像しながら裁断の仕方を考えるのはとてもワクワクして楽しい時間だそう。着る人が心地良く、おしゃれに見える洋服作りにこだわって一着ずつ丁寧に仕上げていきます。
縫物が得意な人ばかりじゃない
生徒の皆さんはもともと縫物が得意だった人ばかりではないそうです。市民センターまつりで作品を見てその魅力に惹きつけられて入会し、基本から教えてもらいながら頑張っている方もいらっしゃるとのこと。
家庭科で習った縫い代の始末やボタン付けといった基本的なことも改めて丁寧に学び直すことができます。ミシンも使いつつボタンホールは手縫いで仕上げるなど、時間も手間もかけて丁寧に仕上げます。そうやって縫いあがった洋服は既製品にはないフィット感でとても愛おしく、身に着ければ気持ちも高揚するそうです。
日時:水曜日(月3回)10時~12時 見学歓迎
場所:さんだ市民センター または フラワータウン市民センター
会費:1,500円/回(会場費別途)
問い合わせ:079-562-3082 安部 逸子さん
ロングコート。素材が絹なので
軽くて着心地バツグン
小紋の着物をリバーシブルのフード付きコートに!くるみボタンもおしゃれ。
黒留袖をドレスにリメイク。製作途中だが完成が楽しみな一着。
製作中のベスト。ボタンが付いたら
また表情が変わる。
着る人の体にフィットして綺麗な仕上がり
になるように、安部先生が原形の型紙に
手際よく修正をいれていく。


更新日:2026年05月26日