カラダをゆるめて健康に!~生命の貯蓄体操(いのちのちょちくたいそう)~

更新日:2025年11月27日

肩こりや腰痛、疲労感などに悩まされる人は少なくない。病院に行くほどではないが、なんとなく不調な状態をセルフケアで改善できるとしたら…そんな期待を抱かせてくれるのが『生命の貯蓄体操』。丹田呼吸法を取り入れた”カラダをゆるめる動作”によって心と体のバランスを整える。丹田とは下腹部の中心あたりを指し、丹田を中心としてお腹をしっかりと動かすことを意識した呼吸法により血流改善や姿勢・体型の改善、ストレス解消などの効果を目指しているという。同普及会 兵庫三田が実施したカフェイベントを取材した。

70代から始めた体操で90歳の今も元気!

カフェイベントはお茶とお菓子を愉しみながら体験談を共有する場。
会員の木村さんは90歳(令和7年11月現在)。77歳の時に街で偶然出会った友人が「体操の帰り」だと聞いて興味がわき、さっそく無料体験を申し込んだそう。2回の体験を経て”これなら続けられそう”と感じ、そのまま入会。今年で14年目となる。
続けてこられたのは、たくさんの決まった動作がある中でも自分の体に無理のないものだけを実践すれば良く、自分のペースでできるから。食事もおいしくしっかりと食べられるのも長年の成果と感じるとのこと。張りのある声ではっきりとお話されるのも丹田呼吸の賜物か。

生命の貯蓄体操とは?プレゼンテーションから質問タイムへ

この日のイベントには鹿児島県姶良市(あいらし)から同普及会の準支部長が特別参加。姶良市における生命の貯蓄体操の取り組みや成功事例を紹介した。終盤には参加者からの質問タイムが設けられた。たくさんの動きがあるが、すべてできないといけないのか?という問いに対しては、それぞれの体のコンディションに合わせて、痛みや無理のない動きをやるだけでも血流改善につながり、首や肩のコリがほぐれたり膝や腰の痛みが和らいでくると説明。何歳から始めてもいいのか?という問いには小学生から100歳まで幅広い年齢層の人が取り組んでいることなど、実演も交えてわかりやすく丁寧に伝えた。
参加者からは『年齢を重ねて人との関わりが煩わしくなり、ふさぎがちになってしまうけれど、生命の貯蓄体操に参加することで人とのコミュニケーションが増えて生活に張りが出た』という声もあり、心身ともに健康寿命を伸ばしたいと願う人々の希望になっているようだ。
このイベントは地域に根差した活動として、生命の貯蓄体操がラジオ体操のように日常的に親しまれるものにしたいという普及会の願いが実現する可能性を感じた。

無料体験を希望される方は下記までお問い合わせください
生命の貯蓄体操普及会 兵庫三田
所長 石田智彦
電話番号・ファクス番号 079-563-6015
携帯電話 090-5651-1947

歓談

紅茶やコーヒー、ジュース、クレープなどをいただきながら会話も弾む和やかな雰囲気。

木村さん

まっすぐ前を見て大きな声で発表する木村さん。立ってお話をされている姿は背筋がシャキッと伸びていて、歩く時も杖を必要としない。

鹿子木さん

準支部所長の鹿子木(かこぎ)さんが実演しながら楽しく説明。